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「メディア・リテラシー」のとらえ方
──消費者指向と生産者指向
作成: 1999-04-15
更新: 1999-04-15
「メディアリテラシー」は,消費者指向/志向で考えるか生産者指向/志向で考えるかで,おのずと内容/様相が異なってきます。
「メディアリテラシー」は,概して消費者指向で語られることが多いようです。例えば「コンピュータリテラシーではなく情報リテラシーを!」といったもの言いのされることがありますが,このときその人は消費者指向の立場を選んでいることになります。
「数学」の場合でしたら,「サイン・コサインなんて何の役に立つの?!」のような言い方になるんでしょうか。このときも,消費者の立場からの発言になっています。生産に携わればそれは必要になります。そして「消費者の立場はそれを支えている人たち(生産者)がいるから成立している」という点も見過ごせません。
若い人なら,先ずは生産者志向で「メディアリテラシー」の自己育成に努めた方が得かも。「生産者」はつぶしがききますが「消費者」はききませんから(これはジョーク^^)
自分の自由を支えるものは創作力です。人のお仕着せ,人の作った枠から外に出るには,自分で創作できなければなりません。「コンピュータリテラシー」は,これを可能にする大きな力の一つとして,やはり重要なものです。