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「リテラシー教育のカリキュラム作成」の立場
作成: 1999-05-20
更新: 1999-05-20
「リテラシー教育のカリキュラムを作成する」という課題の立て方は,それ自体ひとつの立場表明です:
「教科教育のようにリテラシー教育を考える」
「教科教育のようにリテラシー教育を考える」とは,つぎの立場につくことを意味します:
子どもに習得させるべき内容がある。
その内容は,指導を組織的に構成しなければ,習得が困難だ。あるいは,効率が悪い。あるいは,教師に依存するという形で,結果に大きなばらつきが出てくる。
このような「内容」として,つぎのものがあります:
「ニューメディア・リテラシー」の内容
「教科教育のようにリテラシー教育を考える」立場では,「放っておいても子どもはできてしまう/どの教師がやってもおなじ結果に至る」というような内容は,指導内容から外します。「放っておいたらできない/結果がでこぼこになる」と判断される内容を指導内容と定め,これの指導の道程/階梯をカリキュラムとして構成しようとするわけです。