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English
「メディアで」と「メディアを」の違い
作成: 1999-03-26
更新: 1999-03-26
「メディアリテラシー育成の教育」は「メディアの教育的活用」とは区別されます。
これは,「メディア
を
」と「メディア
で
」の区別です。
「メディア
で
」の場合は,「メディア」を学習者に意識させる必要がありません。実際,よく言われるように,指導がうまくいっているときはメディアは学習者にとって「透明」になっています。
「メディア
を
」の場合は,「メディア」が主題ですから,それは授業中学習者のいちばん強く意識するものでなければなりません。
学習行動はつぎのような意識に導かれています:
どのような場面で使うと有効か?
どのように使用すると結果を出せるか?
どのように操作するか?
どの点がすぐれており,どの点に限界があるか?
長所と短所のトレードオフの基準になっているものは何か?
ひるがえって,指導のゴールは学習者がつぎのレベルに至ることです:
どのような場面で使うと有効かを知っている
どのように使用すると結果を出せるかを知っている
操作できる
どの点がすぐれており,どの点に限界があるかを知っている
長所と短所のトレードオフの基準になっているものは何かを知っている