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アプリケーション・ソフトの学習法
作成: 1999-04-01
更新: 1999-04-01
アプリケーション・ソフトの使用法は,マニュアルに書かれています。しかし,マニュアルを読むという形の学習は,困難なものがあります。なぜでしょう?
マニュアルの書き方,出来にもよりますが,
「何をしたいために/何をできるようにするためにこの機能が用意されているのか」
が,わかるように書かれていないからです。
マニュアルの書き手は,つぎのような理由から,機能を汎用的に示す方を好むようです:
用法を限定したくない
用例を書くと記述が長くなる(簡潔で意味深い用例が見つからない)
ひとに教えるのが得意でない(読み手の側の困難がよくわからない)
(これは,算数/数学の教科書にも見られることです^^;)
このような場合,つぎの二つの学習法を並行してとって下さい:
問題解決
そのアプリケーション・ソフトを使って作ろうとするものを決める。
どうしたらそれが作れるか,作成手順を分析する。
手順の各要素につき,それを実現できそうな機能をマニュアルの中に探す。
該当しそうな機能を試す。うまくいったらOK。
これを最後まで行う。
イマジネーション
アプリケーション・ソフトの各機能につき,それがどんなことに使えそうか考える。
考えたことが実際にできるか,試す。
「問題解決」で学習したことは,本当に身につきます。しかし,「これを知っていればもっとラクができたのに/もっとうまくできたのに」が必ずあります。この穴を埋めるために,「イマジネーション」の学習法を実践します。
アプリケーション・ソフトの解説本でいいものがないか,さがしてみて下さい。
マニュアルの二番煎じみたいな本を買っても意味はありません。
そのアプリケーション・ソフトの勘所(かんどころ)をじょうずに示している本をさがします。あくまでも,マニュアルが読めるようになるためのステップとして考えるわけです。