Up 本論考の主題 :「モンスター教育」 作成: 2008-03-01
更新: 2008-03-01


    本論考は,つぎの二重の意味で,「モンスター教育」を主題化する:

      「モンスター学生を相手にする教育」
      「モンスターをそのままにする/つくってしまう教育」


     註 : 常識・社会通念が通用しない人間を指すことばに,これまで「新人類」とか「バカ○○」があった。 ここでは,「モンスター」を用いることにする。
    理由は:
    • 「新人類」には,「これからはこうなる──認めよう」のトーンが感じられてしまう。
    • 「バカ○○」は表現としていささかきつい (実際,マスコミは「理不尽な○○」を使うようになっている) し,ものごとを相対的に観る視点を失している。
    • 「理不尽な親」は英語では「モンスター・ペアレント」となるが,「モンスター」なら相対性の視点を失っする感じがしない。


    モンスターの社会現象化は,「教育がモンスターの大発生を許した」という問題になり,またこの意味で「教育がモンスターをつくった」という問題になる。