Up 要 旨 作成: 2008-03-04
更新: 2008-03-04


    教員養成課程の方法を誤ると,教員養成課程はモンスター教員養成課程になる。

    モンスターをつくってしまう教育理論の型の一つが,体系バラバラ主義である:

    • 実用・実際主義
    • 合科主義
    • コア・カリキュラム
    • 基礎学習コース
    • 生活単元
    • 総合学習
    • 体系バラバラ的問題解決学習
    • 体験学習
    • インターンシップ
    • 地域フィールドワーク
    • ボランティア

    体系バラバラ主義からモンスターがつくられるというのは:

    1. 体系の学習が<成長>を実現する。 ところが,体系バラバラ主義は,体系の学習を軽んじる風潮をつくる。 学校で生徒は体系の学習から離れるようになり,<成長>機会を自ら捨て,モンスターになる。
    2. 学校現場は,何をやってよいかわからず,つまらないことをやるだけになる。 これに付き合わされる子どもは,<成長>機会を持てず,モンスターになる。


    「法人化」の国立大学では,この体系バラバラ主義が教員養成課程づくりの方法に使われる。 なぜなら,「法人化」の要素になっている教育理論が,まさにこの体系バラバラ主義であるからだ。
    ここでは,教員養成課程理論になった体系バラバラ主義を,内容的に見ていく。