Up グローバリズムの正しいとらえ方 作成: 2006-11-13
更新: 2006-11-13


    グローバル化とは,異世界と交わることができる自分を実現すること。そのような成長を自分に課すこと。

    異世界と交わる理由は,大きくはつぎの2つ:
    1. 異世界と交わることが,生活の形にいまなっている/これからなる。
    2. 異世界と交わることを,自分の成長の方法にする(註)

     註: 異世界と交わることで,自分の特異性 (特性・特徴)を知ることができる。自分自身に批判的立場をとることが可能になる。


    グローバル化においては,各種「世界標準規格」を学習し使えるようにする必要がある。
    このとき,これを勘違いして,自分のカラダや中身を「世界標準規格」に変えることをゴールのように思う者が出てくる。 そのような者は,自分を捨てる/失うことを進めてしまう。

      「世界標準規格」とは,「defact standard」のこと。 すなわち,自分の規格を世界規格にしようとする競争において勝った規格が,「世界標準規格」。 ──「世界標準規格」には,「これに合わせることがよい・正しい」という意味はない。


    世界が拡がれば,共有するところは浅くなる。異世界と交わるためには,浅くならねばならない──浅くなることで交われる (究極には,挨拶のみ)。 よって,「世界標準規格」は浅い。
    一方,グローバル化の意義は異なる世界が出会うことであり,自分の存在に<異なる世界>を表現できない者には舞台がない。 よって,グローバル化では,自分の特個性を確立することがよけいのこと大事になる。
    ──特に,グローバル化は,深さ (専門性) の鍛錬とともに進むものでなければならない。

    グローバル化と世界標準規格化を混同しないこと。