Up 「推敲」を覚える 作成: 2007-06-19
更新: 2007-06-19


    授業設計 (=完全台本づくり) は,一度つくって「さあできた!」ではない。
    最初につくりあげたものは,これに続く作業のたたき台。

    「これに続く作業」とは,
      ちゃんとストーリーになっているのか
      ここのところは,これでいいのか
      なんか主題の理解がおかしくないか
        ‥‥
    と,実用に向けて考える作業。
    授業をイメージでシミュレーションして,台本をチェックする。
    ──仔細に,そして厳格に,チェックする。
    これを「推敲」という。


    註 :「推敲」は,『唐詩紀事』巻四十のつぎの文章に由来:
       島 (賈島) 赴擧,至京。
    騎驢,賦詩,得「僧推月下之門」之句。
    欲改「推」作「敲」,引手作「推敲」之勢。
    未決,不覺衝大尹韓愈。乃具言。
    愈曰,「敲」字佳矣。
    遂,並轡,論詩。