Up | 「月と小惑星 宝の山」に騙される | 作成: 2024-03-12 更新: 2024-03-12 |
政府も騙されて,「この研究をやってます」と言ってくるところに金を出す。 簡単に騙せるので,この手の詐欺は後を絶たない。 そして,詐欺の片棒担ぎなのが,マスコミである。 どうしたら騙されないか? <わざと抜かしているもの>を追求するのである。 上の絵には,月でショベルカーが作業している。 そこで,つぎのように追求する:
以上をなんとか描いてきたら,つぎのように追求する:
追求される者は,ここでこの追求の構造が,はたとわかる。 その構造は,「無限遡行」である。 機械・工場・その他施設の組立ては,これを行うための機械・工場・その他施設の組立てが要るのである。 ロケットは,構造体の部品,人員,その他諸々を,小出しに月に送るしかない。 そしてこの小出しが鉱山採掘スケールに至ることは,無い。 ほぼ無限の階梯を踏まねばならず,そしてロケットは高価だからである。 「ほぼ無限の階梯」は,生物進化に似ている。 地球上に多細胞生物が現れるまでに,長い時間を要した。 長い時間を要したのは,小さな有機物から始まって多細胞生物に至るには,「ほぼ無限の階梯」を経なければならないからである。 <騙されない>から<達観>へ この手の絵に対するときの構えは,「こんな詐欺も生業のうち」である。 詐欺は生業のうちであるから,否定するものではない。 詐欺は,その手口を明かして楽しむものである。 |