Up 三井新美唄鉱業所 (1941-1950) → 三井美唄鉱業所2坑 (1950-1954) 作成: 2023-12-21
更新: 2024-02-18


徳田炭鉱
盤の沢

      『足跡』, pp.64,65
    昭和26 (1941) 年5月31日美唄鉱業所と合併した新美唄鉱業所は,昭和16年3月. その前身たる徳田炭鉱 [ 1914年新美唄炭鉱と改称 ] を当社が買収し,新美唄鉱業所として発足したのに始まり,その後,昭和21 (1946) 年11月に正式な炭鉱となった。
    そもそも同炭鉱は美唄鉱業所の一生産単位として経営すべきものであったが. 同鉱買収当時美唄鉱業所は日本石油株式会社との間に鉱区及び財産に関し,組合契約を締結していた関係上,取敢えず新美唄炭鉱として独立経営していたものである。
    組合契約が昭和25年3日未で期間満了したのに伴い,昭和26年6月1日を以て両鉱業所は合併し,美唄鉱業所として発足した。
    旧美唄鉱業所は1坑,旧新美唄鉱業所は2坑と改称したのである。
    当時の在籍数は,
     職員  従業員 合計
    1坑 428 3095 3523
    2坑 143 856 999
     計  571 3951 4522


      大森 (1968), p.26
      次いで第二坑を閉鎖する事になり,昭和29年3月末を以って第二坑在籍者608人を第一坑に引取った。
      但しそれらの住宅, 病錠, 配給所 (生活物資の販売店), 映画館等の福利設備はそのまま第二坑区域の東明地区に存続した。


        『足跡』, pp.64,65
      このようにして1坑・2坑として生産に当ってきた2坑 (新美唄鉱業所)も,昭和29年4月3日当社企業整備の一環として1,2坑を統合するに至り,ついに2坑は新美唄炭鉱として発足以来.幾多の変遷を経てここに13年の歴史に別れをつげることになったのである。
      二坑選炭機 (盤の沢)
      二坑配給所 (東明)
      二坑職員クラブ/栗林荘 (東明)
      二坑職員合宿 (?)


    『美唄市百年史』, p.1020から引用:
    第二坑