Up | 作成: 2024-04-21 更新: 2024-04-21 |
しかし,色々なことを知るというのは,途方も無いことである。 実際,ひとは この場合ひとは,一途専攻を「役割分担」のように考える。 そしてこれが,自分の知らない事について物を言ってくる者を,「専門家」にしてしまうことになる。 こうしてひとは,簡単に騙される。 特にいまは,「疑う」とか「批判する」がはやらない時代である。 ひとは「疑う」を十分やっているつもりだろうが,「疑う」は権威が相手のことである。 「専門家」やマスコミのようなのが相手のことである。 SNS の怪しい投稿を疑うなんかは,「疑う」の部類に入らない。 「赤子でもできる」と嗤われる部類に入る。 マスコミはさかんに,ネット上フェイクニュースに警鐘を鳴らす。 これは,反照的に「われわれが正しいことを言う」「我々が登場させる専門家が正しいことを言う」をキャンペーンしていることになる。 これはサブリミナルに効果を現す。 現にひとは,「専門家」やマスコミの言うことはそのまま真に受けるふうになっている。
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