Up | 「感染防止」ゲームの限界 | 作成: 2020-11-19 更新: 2020-11-19 |
雑巾がけでウィルスを拭き取る (溶かす)。 そこにウィルスが除かれていくのが見える。 そこにウィルスが遮断されているのが見える。 そこにウィルスが流れ出ていくのが見える。 見えているふりをするのは,見えているふりをしないと社会から干されるからである。 「裸の王様」では見えない着物に見えているふりをするわけだが,これと同型である。 このゲームが成立するのは,ひとは「スケール」の概念が無いからである。 「ウィルスの大きさ○ナノメートル」と言うときの「ナノ」を理解しようとしない。 ナノは,10-9 倍のこと。 人の目が識別できる物の大きさは 0.1ミリメートルくらいまでで,0.1ミリは 10-4 倍。 ナノは,0.1ミリのさらに 10-5 倍。 ひとはこの「10-5 倍」を考えることができない。 考えたら頭が割れそうになるので,思考停止を用いる。 こうして,上のゲームとなるわけである。 「10-5 倍」してピンポン球の大きさ (直径4cm) になる球は,直径 4 × 103 m,即ち 4km である。 ウィスル除去のつもりで備品の雑巾拭きしている者たちは,哀れである。 マスクを信じている者たちは,哀れである。 目の大きさが km のメッシュで cm をつかまえているつもりなのである。 「感染防止」ゲームは,「有識者・専門家」の虚言から始まった。 ひとは「有識者・専門家」がナンボのものかを知らないから,虚言を真に受ける。 そしてこんどは彼らが,その虚言に磨きをかけ,ゲームに仕立てていく。 「有識者・専門家」は,自分たちがこのゲームの発端であるから,追認していくしかない。 支持者を煽って自分を 「有識者・専門家」はこんなふうにして,テキトーなことを吹いて回る者に成り下がる。 さて,このゲームは,いつまで続くのか。 「やってられない!」の音が上がるまで──ということになる。 「病床の遣り繰りがつかない!」は,その1つである。 感染者掘り出しをいまの調子で続ければ (続けていけるとして),万,十万はすぐである。
東京都は「最大病床数 4000」ということなので,「1日の感染者数 1000人」の場合,感染者を病床に4日以上とどめれば「医療崩壊」である。 翻って,「医療崩壊」にしたくないなら1日の検査数をいま以上に増やしてはならない,というわけである。 |
そしてここに,「換気は寒い」が出て来た。 夏の「換気は暑い」の逆であるが,北海道の冬の場合はだれの目にも「滑稽」に映ることになる。 しばれる日も見ものだが,吹雪の日は?となると笑い話として笑うしかないわけだ。
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