Up | 一盲引衆盲 | 作成: 2020-07-30 更新: 2020-07-30 |
検査数を増やせば,<新たに見つかった感染者>数が増える。 あたりまえである。 しかし東京都や NHK は,このことを「感染拡大」と言い直す。 これは,彼らに「感染者数」の考えが無いためである。 感染者の数は,東京都や NHK がさわいでいるような百の桁の数どころではない。 インフルエンザを参考にすれば ( インフルエンザ流行の規模),万ないし十万の桁の数になる。 万ないし十万の桁の数の感染者数が,無症状ないし軽症として潜在しているわけである。 「感染者数」とは,このように考えるものである。 この<「感染者数」の考えが無い>は,<「新型コロナはどれほどのものか」の考えが無い>と重なっている。 「新型コロナはどれほどのものか」の考えが無い者たちが,新型コロナにただ恐怖している。 新型コロナは,どれほどのものか。 新型コロナの死亡数は,厚労省「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向 (令和2年7月15日18時時点)」で:
ふつうは,感染しても無症状ないし軽症で済む。 高齢者・基礎疾患者が重症化・死亡しやすいのはインフルエンザも同じである。 そして「ふつうは感染しても無症状ないし軽症で済む」というのだから,「ただの風邪」と言っていいくらいである。 東京都知事が,東京都民に「感染拡大」を唱え「自粛」を宣う。 東京都民は,「感染拡大」のことばに恐怖し,東京都知事に従う。 両者は,ともに<「感染者数」を考えられずそして「新型コロナはどれほどのものか」を考えられない者たち>である。 「一盲引衆盲」がいまの東京の状況である。 |