Up 使命感 → 独り善がり → 独断・独走 作成: 2020-06-28
更新: 2020-06-28


    厚労省クラスター対策班は,「対策班」として立てられたのであって,「実行班」ではない。
    しかし,員は「日本の命運は自分たちにかかっている」の使命感をもってしまう。
    彼らは,ひとを<危険を知らずに安穏としている者>と見る。
    そこで,「危険を知るわれわれが行動を起こさねば」となる。

    「危険を知るわれわれ」は,独り善がりである。
    しかし,「厚労省」の看板が,この独り善がりにお墨付きを与えた格好になる。
    対策班の員も,お墨付きを与えられたように錯覚してしまう。
    こうして対策班の員たちは,夜郎自大な言動を用いるようになる。

    ひとも,彼らの言動を行政の立場になるものと受け取る。
    これが,対策班の員の夜郎自大な言動へ,正のフィードバックになる。
    <正のフィードバック>は,加速的無限上昇ループのダイナミクスである。
    このダイナミクスにより,対策班の員の言動が,またたくまに日本の正義になった。