Up 脳=個性 作成: 2014-12-28
更新: 2018-05-03


    「脳は,これを切り出せば,脳でなくなる。
    この意味は,「技術的に,脳は移植できない」ではない。
    これの意味は,「脳は個性」である。

    実際,カラダの部位で移植できるのは,つぎの2つの場合である:
    a. カラダの他の部位と接続と接続できる
      (例:腎臓移植)
     b. 移植すれば,ひとりでにカラダの他の部位と接続する
      (例:皮膚移植)
    そして脳の場合は,《接続する相手が存在しない》になる。


    以下が,「脳は個性」のロジックである:
      動物は,自己の<生きる>を「行動」という形に現す生物である。
      行動は,自動 (「本能」) をベースにしている。
      行動に対する自動の身分は,「形式」である。
      そして,行動は,自動の表現である。 (自動の組み合わせではない)。

      行動 (自動の表現) は,発達する。
      「脳」は,この発達に係わり (「学習」),変容する。

      <個>の経験は,特個的である。
      よって,学習は特個的である。
      よって,脳は特個的である。