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外殻 : 要旨

作成: 2017-11-08 更新: 2017-11-08

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生きることは，外部から自身を守りつつ生きることである。 ──自身を守らない者は，自然では生きられない。 ＜生命体＞は，外部から自身を守る機能・装置を有しているものである。 そのような機能・装置のうちで最も原初的なものは，外殻である。 自分を外から仕切るところの外殻である。 単細胞生物では，細胞膜が外殻である。 多細胞生物では，多細胞の外殻になる。──表皮，その他である。 外殻は，生命体に外形を与えることになる。 「生命体」は「外形がある」を含意する。 これは，外と溶け合う様の生命体は存在しないということである。 「外形がある」の要件は，人工生命としてのコンピュータウィルスを排除するものではない。 実際，コンピュータウィルスの外形は, 「ファイル」である。