Up 「監視」とは,個人の通信を覗くこと 作成: 2009-01-08
更新: 2009-01-08


    「監視」は,個人の通信を覗く行為である。
    通信ログを開けば,そこにはどの端末がどこにアクセスしているかがわかってしまう。 特に,メールの通信ログを開けば,だれがどことメールを送受信しているかがわかってしまう。 (見ようとしなくとも,見えてしまう。)

    これは「管理者が独り胸の内に納めておけばよい」という問題かどうか?
    ここが論点になる。
    実際,多くの一般ユーザは,この事実を知らないで通信している。
    すなわち,「自分がどこと通信しているかは,ひとに知られない」と思って通信している。

    そこで,ネットワーク管理者は,自分をできるだけ監視行為から遠ざけるようにする。

    監視に及ぶのは,ネットワークの状態に「非常/緊急事態」の位置づけがされる場合である。 そしてそれは,「トラフィックに障害が発生している」という場合である。 (「管理」の第一義は「トラフィックを良好に保つ」)
    そしてこのときにも,<見ようとしなくとも,見えてしまう>事態を避ける方法を考える。