セキュリティの問題に対処しようとして,通信内容に関する情報にアクセスしてしまう。
ここでは,「セキュリティ」と「覗き」のトレード・オフが問題になっている。
註 : |
「覗き」のことばは一般読者には物騒であると思うので,ここでこの意味について簡単に触れておく。
この節で使っている「覗き」のことばの意味は,「通信内容や個人のファイルを直接覗く」ではない。
(「通信内容や個人のファイルを直接覗く」は論外である。)
──「個人に到達できる情報を覗く」がこれの意味である。
具体的には,「IPアドレス ‥‥ の端末から IPアドレス ‥‥ の端末に,これこれのタイプのパケットが送られている」という形の記録情報である。
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