Up 「仕事を面倒にしない」タイプの事なかれ主義 作成: 2008-02-15
更新: 2008-02-15


    ネットワーク管理業務は,やるべきこと (should) を挙げれば,きりがなくなる。
    大学で教員がネットワーク管理者を兼務する場合は,「ベスト・エフォート」のスタンスでやることになる。

    管理業務は,およそつぎの3タイプに分けられる:

    1. メインテナンス作業 (恒常的)
    2. 事故・事件への対応作業 (突発的)
    3. システムの導入・更新 (間歇的)

    このうちネットワーク管理者にとって特にありがたくないものが,「事故・事件への対応作業 (突発的)」である。
    これはネットワーク管理者の勉強・技術向上の機会であり,むしろ無くてはならないものであるが,そうはいっても,ネットワークは組織のインフラであるので,そのときには早期復旧のプレッシャーを重く負うことになる。

    そこで,事故・事件につながりやすい要因を排除したくなる。 (事なかれ主義!)
    危ないものは,ハードウェア,ソフトウェア,人それぞれにある。
    危なくないようにする方法は,それぞれを一定の低規格に一律に押し込めること。 (統制!)