Up | 要 旨 | 作成: 2008-02-14 更新: 2008-02-14 |
この管理・統制は,<アタリマエ視>の様相で,受け容れられる。 すなわち,管理・統制は,当然のことと受け取られる。 そして,この<アタリマエ視>は,人・組織を本末転倒に進ませ,またシステム管理者や組織執行部を越権行為に進ませる。 ( 管理・統制のアタリマエ視と本末転倒・越権行為) 「管理・統制のアタリマエ視と本末転倒・越権行為」の形成には,組織の力学,社会風潮,個人・組織の資質,集団心理が関わっている。 「組織の力学」は,トップダウン体制,官僚主義,業務効率化としての一律・画一化,事なかれ主義,横並び等をベクトルとする力学。 ( 組織の力学) 「社会風潮」では,グローバル企業経営主義を内容とする「改革」と責任追及主義 (「失敗=犯罪」) が挙げられる。 ( 社会風潮) 「個人・組織の資質」の内容になるものは,全体主義の体質,「自由」の哲学の持たれ方,ネットワークについての理解。 ( 個人・組織の資質) そして,ムードに流される「集団心理」が,「管理・統制のアタリマエ視と本末転倒・越権行為」を支える。 ( 集団心理) |