Up | 悪い虫・善い虫 | 作成: 2008-01-11 更新: 2008-01-11 |
ネットワークも同様。 ネットワーク犯罪を考えるためには,本来,先ず倫理 (不文律) のとらえができていなければならない。 実際,ネットワークには,犯罪のためにつくられた虫 (悪い虫) の他にも,虫 (善い虫) が棲む。 機能的には,悪い虫と善い虫を区別するものはない。 ──実際,善い虫は悪い虫に転じる。 虫の悪い・善いは,虫使いの悪い・善いのことである。 しかし,虫使いの「善い」は,「信用されている」である。 そして,この信用には何の根拠もない。 ──虫使いの悪い・善いも,つきつめると自己撞着に陥る。 そしてさらには,虫使いの存在さえも立てられなくなる。
クラッキング罪は住居侵入罪に相当させたものであるが,住居侵入罪は住居侵入するのが人だから成り立っている。一方,クラッキングはプログラムの行うことである。 <プログラム -対- これを動かす者>の対応は,つねにつくれるのか? 否。伝染性の自動プログラムのすることであれば,それはできない。 |