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Microsoft, Google, Amazon.com
作成: 2009-05-01
更新: 2009-05-01
Microsoft
「
世界が依存症にかかっているIT企業のトップは?
」といえば,やはり Microsoft ということになる。
Google
Google は,世界の図書をオンライン提供するという事業を,現在進めている。
これの実現は,図書の利用者にとって<便利>極まりない。 しかし,この<便利>は,危険な罠である。
Google による世界の図書のオンライン提供の実現には,
<知>のいまのあり方をつくっている様々な従来型システムの破壊
が含意される。そしてこの破壊は,Google による<知>の一つの世界制覇を意味する。
Google は,世界制覇を体質にしていることを窺わせる企業である。
知・情報の囲い込み・制覇を果たしていく Google は,<怪物>になる。
<怪物>は,<怪物>のロジックで動く。
この<怪物>がどのようなものなのかは,Google 自身にも読めない。
Amazon.com
「
自分がいま欲しい/必要としている本の購入なら,Amazon.com を使うのがよい。
」──Amazon.com は,このように評価される企業に現在なっている。
最初から,こうだったわけではない。 やがてこうなることを見越して淡々とやってきた,という感がある
Amazon.com の<便利>によって,本注文の従来型 (注文してから受け取れるまで何日・何週間もかかる) は壊れる。
ただし,従来型書店の破壊というところまでは至らない。 それは,「本との出会い」を,オンラインは実現できないからである。