Up 本論考の目的:ネットワーク哲学の喚起 作成: 2007-09-06
更新: 2007-09-06


    「人はコンピュータに支配される。」
    これは,自明な命題である。
    コンピュータの人支配は,SFの話ではなく,ありふれたことである。
    ひとは,自分がいまコンピュータにまさに支配されていることに気づかない。

    ひとは,コンピュータを道具として導入する。
    つぎに,この道具に自分のカラダを合わせることに進む。
    これが,コンピュータに人が支配される一般構造である。


    国立大学では,情報化が法人化と重なった。
    法人化の「トップダウン・全体主義」と情報化の「コンピュータの人支配」は,相性がよい。 構造的に,互いを強化し合う関係にある。


    コンピュータに支配されないためには,人の側に<賢さ>が必要になる。
    その<賢さ>の内容は,コンピュータに関する知識・理解であり,そして人が社会/組織に生きること全般に関する哲学である。

    本論考は,この<賢さ>がどういうものかを考察しようとする。