Up 「コンピュータの人支配」の要素:「道具に自分を合わせる」 作成: 2007-09-06
更新: 2008-02-13


    人は道具をつくる。
    つぎに,道具の方に自分のカラダを合わせていく。
    これは,道具の意味からすると (すなわち,「人=主,道具=従」の関係からすると) 倒錯である。

    しかし,カラダは,この倒錯を傾向性としてもっている。
    それはカラダにとって自然なことになる。
    「自然である」には,「意識されにくい」も含意される。


    人がコンピュータを使えば,カラダをコンピュータに合わせてしまう倒錯に進む。 そして,「コンピュータの人支配」を導く。
    このように,人がコンピュータを使えば,「コンピュータの人支配」へ自然に流れる。


    「人が自分のカラダをコンピュータに合わせてしまう」の構造・内容については,つぎの章で論じる: