Up | アカウントの管理 | 作成: 2024-09-26 更新: 2024-09-26 |
ひとがネット時代に生きるとは,アカウントとして生きることだからである。 ひとは,際限なくアカウントをもたされることになる。 あるベンダーを利用することは,そのベンダーのサイトにアクセスし,アカウントの登録をし,そのアカウントを通じてベンダーとやりとり (情報交換) することだからである。 しかしひとは,際限のないアカウントを管理することはできない。 忘れたり,見失ったり,無くしたりする。 特にやっかいなのが,パスワードである。 パスワードは覚えていられない。 簡単な文字列一個で済まそうとするのは,アカウントを乗っ取られてしまうことである。 こうしていつかは,アカウント・パスワード録をガッシリつくるしかなくなる。 デジタルは不安だから,紙媒体のアカウント・パスワード帳をつくることになるだろうか。 しかしそれも失ってしまう可能性はある。 何とも危なっかしい限りだが,どうしようもない。 また,ひとはパスワードを容易に盗まれてしまう。 フィッシング詐欺はますます巧妙化しており,これを免れていられるのはネット経験値の相当高い者である。 アカウントの乗っ取り犯罪は,これはもう「弱肉強食」と割り切る他ない。 ネット社会を択んだということは,この「弱肉強食」も受け入れたということなのである。 |