Up QRコード決済──そのしくみ 作成: 2024-09-28
更新: 2024-09-28


    「QRコード決済」のことばは,二通りに使われる。

    一つは,つぎの形の決済に対し「QRコード決済」のことばを使う,というものである:
      ユーザーは,スマホの画面で QRコードを提示し,決済サービス事業者の決済端末に読み取らせる。
      QRコードには,支払金額とユーザーの口座と支払いを受ける事業者の口座が,情報として入っている。
      決済事業者は,この内容で決済の処理をする。


    QRコードを提示する媒体は,スマホである必要はない。
    実際,提示媒体は,紙から始まった。
    これが,「QRコード決済」のオリジナルである。
    それがいまは,スマホの画面に表示するのが一般的になっているということである。


    「QRコード決済」のことばが使われるもう一つの決済の形は:
      ユーザーは,スマホの QRコード決済アプリ上で,商品販売事業者が提示する QRコードを読み込む。
      QRコードには,支払金額と支払いを受ける事業者の口座が,情報として入っている。
      決済アプリは,この内容で決済の処理をする。


    QRコードのリーダーと決済アプリは,スマホである必要はない。
    実際,パソコン対応のリーダーとパソコンアプリを組み合わせるというのもある。
    それがいまは,スマホでやるのが一般的になっているということである。


    なお,「QRコード決済」は,「プリペイ・ポストペイ」とは別概念である。
    二つの話を話と混同せぬよう,注意すべし。