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宇宙通信ネットワーク
作成: 1997-04-01
修正: 1997-04-01
クリントン・ゴア政権が打ち出したスーパーハイウェイ構想は,当初,全米にくまなく光ファイバーを張り巡らすことと受け取られていた。しかし,2年半を経て,高速・大容量型の宇宙通信が「経済性」の面で急速に注目され出した。
AT&Tの宇宙通信ネットワーク構想
システム
地上3万6千キロメートルに静止衛星12個を配置,これで全世界をカバーする。
各家庭,オフィスには,直径60センチのパラボラアンテナと受発信器を備える。
これで衛星と地上とが直接交信できる。
速度・容量
今のテレビ会議程度の動画像もリアルタイムでやりとり可能
インターネットの使い勝手もぐんと良くなる
現在家庭から通常の電話回線を使う場合の50倍以上も速くなる
通信料金
「1分間,数セントから数十セント」
開始時期
2000年
経済性
光ファイバー化は,日本だけで50兆円かかるのに対し,世界中どこでも使えるAT&Tのシステムに要する費用は,数千億円で済む。
情報の伝送能力は銅線でできた今の公衆回線に比べて桁違いなのに,料金は,国際通話であろうと,国内長距離であろうと,現在の市内料金なみ。
速度・容量
光ファイバーには及ばない
品質の安定性
光ファイバーには及ばない