文生成変形システム
(G,H,U),U=(S,D)
S=(H,σ,R),D=(VD,D)
(§2.5)から,テクスト生成変形システム
(G#,H#,U#),U#=(S#,D#)
S#=(H#,σ#,R),D#=(VD,D#)
をつぎのように導く。
- シェマ関数σ# は,
σ#(TXT)=TXT
とおいてσを拡張したもの。ここで,TXT,TXTは,それぞれH#,H#の開始記号。
- D# は,集合
{ | /αφβ/ | → | /αφβ^αψβ/,
| | /txt^αφβ/ | → | /txt^αφβ^αψβ/,
| | /αφβ^txt / | → | /αφβ^txt ^αψβ/,
| | /txt^αφβ^txt1/ | → | /txt^αφβ^txt1^αψβ/
| | | | φ≠ε,φ→ψ ∈D,αφβは句 }
| ∪
| { | /ε/ | → | /φ/,
| | /txt/ | → | /txt^φ/
| | | | ε→φ∈D}
| ⊂(TV#∪VD)*×(TV#∪VD)*
|
ここで,‘/’はテクストの両端を表わすメタ記号。
要するに,
(*)
| 《テクストΦと,φの句φ,そしてDで定義されている変形によってφから導かれる文ψに対する変形
Φ→Φ^ψ
は,テクスト変形規則》
|
と定めようというわけである。
なお以下,簡単のために,Dの記述を以ってD#の記述に代えることにする。
|