Up 3.2.3 理論  


 文生成システムGの上の理論(論理体系)を,システム

T=(G,H,U,U)

として,以下のように定義する:

  1. (G,H,U),U=(S,D) は,文生成変形システム:

  2. (G#,H#,U), U=(S,D) は,テクスト生成変形システム:

    1. Sは,S# の拡張:
      S=(H,σ#,R), S#=(H#,σ#,R)
      H =(N#,T#,#,TXT)
      H#=(N#,T#,#,TXT)
    2. D=(D,)は,D#=(VD,D#)の拡張。

 Gの文シェマ(即ち,SENから生成されるGの記号列)αで,

ε→α

Dで定義される変形規則になるものは,“公理シェマ”と呼ばれる。

 公理シェマをシェマとするGの文(即ち,代入によって公理シェマから導かれるGの文)を“公理”と呼ぶ。

 Dで定義される変形規則は,理論Tの推論規則と呼ばれる。

 “公理シェマ”とDD# の定義から,公理シェマαに対する

ε→α
txt→txt^α

は推論規則である。