Up 3.5.3.2 証明の例  


 πに
a→b

が属するとき,記号列Φ:

Lφaφ1

(Lは ^ あるいは /,Rは ^txt/ あるいは /──但し,/ はテクストの端を表わすメタ記号)に対して,

Φ → Φφbφ1

が推論規則になる。(ここで,a,b,Φ,L,Rはメタ記号。)

 そこで例えば,記号列X,s,t,Yに対するテクストX^sat^Yからは,変形:



によって,テクストX^sat^Y^sbtが演繹される。但し, は,




によって定義される代入枠

{(txt,X),(φ,a),(φ1,b),(txt1,Y)}
の下の直接代入
{txt→X,φ→s,φ1→t,txt→Y}
である。