理論とは,つぎのようなシステム
T=(G,A,P)
のことである:
- Gはつぎのようなシステム(A,F):
- Aは帰納的集合で,その要素は文字と呼ばれる。また,Aはアルファベットと呼ばれる。
文字の有限列(空な列を含む)を語と言い,語がn個の文字でなるとき,それの長さはnであると言う。
語の集合をA*で表わす。
- Fは,A*の帰納的な部分集合で,その要素は式(formula)と呼ばれる。
- Aは,Fの帰納的な部分集合であり,その要素は公理と呼ばれる。
- Pは,式に関する2項以上の関係を表わす帰納的述語の有限集合であり,その要素は推論規則(rule of inference)と呼ばれる。
各推論規則P(W1,W2,・・・・,Wn,V)は,
W1,W2,・・・・,Wn→V
のようにも書かれる。また,この推論規則に対しては,“W1,W2,・・・・,WnからVが直接に結果する”という読み方をする。
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