Up 認知マップをもっているように見える動物は,知能が高く見える 作成: 2020-01-17
更新: 2020-01-17


    自分の行動を心得て動いているように見える動物は,知能が高く見える。
    そうでない動物は,知能が低く見える。

    「自分の行動を心得て動いている」は,「どこになにがあるかを知っている」である。
    言い換えると,「どこになにがあるかの認知マップをもっている」である。
    ミミズは知能が低いように見えるが,それは「どこになにがある」の認知マップをもっているようには見えてこないためである。


    認知マップをもっている動物は?
    例えば,なわばりを持つ動物は,なわばりの認知マップをもっていることになる。
    一日の行動にルーチンがある動物は,行動範囲の認知マップをもっていることになる。
    季節の渡りをする動物は,渡りの行程の認知マップをもっていることになる。

    逆に,ある動物が認知マップをもっていないと定めるのは,困難である。
    無いことの証明の形は「有るのは背理」であり,適用できる演繹的論理のあることが先決になる。 しかしそのような論理系はつくれそうもない。