| Up | 非個 | 作成: 2026-05-07 更新: 2026-05-07 |
移動するものである動物は,「個」が存在の単位。 また,移動は中央制御によって可能になるものであるから,動物には中央制御を担う器官としての「脳」がある。 かくして,動物の属性である「移動」 「個」 「脳」 は,同時の契機である。 植物は,この動物の逆になる。 「移動が無い」 「個が無い」 「脳が無い」 が同時の契機になる存在である。 植物の「移動が無い」 「脳が無い」 は,ひとが自明とするところ。 「個が無い (非個)」 は,改めて押さえておくのがよいかも知れない。 植物は, 「個」を画定することができない。 根のところで繋がっている「蘖(ひこばえ)」 ,地下茎で繋がっている 「ジェネット genet」 は,植物のふつうの形であり,そして株分けできる。
実際,「個」 は,生物の形として一般的でも基本的でもない。 生物は,「遺伝子をつなぐ」が存在理由である。 「遺伝子をつなぐ」を実現するものになっていれば,形態は何でもよいのである。 |