- 2004-07-25 読売新聞の記事
阪大と大阪外大統合
2007年度めど，両学長が表明
大阪大の宮原秀夫学長は二十四日、大阪外国語大との統合について今年中に双方で合意し、二OO七年度に実現させる方針を明らかにした。
大阪外国語大の是永駿学長も同日、統合に向け意欲を示した。
国立大はこれまでに十二組二十四大学が統合しているが、今回のケースは学生数や教員数で最大規模の統合になる。
両大学は五月末、副学長らで作る「連絡協議会」を設置しており、今月末の第三回会合から統合した場合の学部や大学院の再編に関する具体的な議論に入る。
阪大は、十学部で学生数約一万二千四百人。大阪外大は外国語学部のみで学生数約三千六百人。
阪大の宮原学長は「時代を見据えた新しい学部や研究科を設置する上で、人的なリソース(資源)が豊かになる。
分離融合の新たな研究領域も開拓できる」とメリットを話した。
大阪外大の是永学長は「協議会の話し合いが実を結ぶことを強く願う」と語った。
同大学は、国からの運営費交付金が年々削減される方向のため、単独では現在の外国語二十四言語の教育を続けられない懸念がある。
統合で言語の増設、世界言語の総合的研究センターの設置も視野に入れる。
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