今日の課題 (1999.4 現在)
- インターネットをめぐる状況の変化と,教育における「メディアリテラシー」の課題化
- 一般者のインターネット活用の条件が満たされるようになった。
- 接続環境の充足(例:NTT の OCN)
- インターネットアプリケーションの充足
- 「インターネット」の普及(アタリマエ化)にしたがい,「インターネット」の時代的課題も変化してきた:
- 「試す」から「使う」へ
- 「状況の理解と必要条件の充足」から「実用的コンテンツの実際運用」へ
- これと並行して,教育において「メディアリテラシー」が課題化されてきた。
- 学校へのネットワークコンピュータの導入が本格化されてきたが,ここでねらいとしているのは「メディアリテラシーの育成」。
「メディアリテラシー」とは,メディアを操る能力(これからの時代の「読み書き能力」)のこと。
- 関連して,「メディアリテラシー育成の教育」のための教員養成/研修も要請されてくる。
- メディア教育のための教員研修プログラム
- 教員養成系大学では,メディア教育のための新カリキュラムを導入
- いま立てるべきプロジェクトの形態
- 「メディアリテラシー教育」の実践研究を主題とするプロジェクト
- 教師が「メディアリテラシー教育」を自分の課題として引き受け得るためには,メディアに関する知識技能を自らもつことが必要。このために,
教師の「メディア」理解のための学習(自己研鑽)システム
を用意する。
- このシステムは,「WWWバーチャルスクール」(ホームページ) の形態で提供する。
- 学習材の内容は,以下のようになる:
- 機器の操作
- インターネット・アプリケーションソフトの操作
- マルチメディアコンテンツ作成ソフトの操作
- ホームページ作成言語 (HTML)
- ホームページ・メーキング(情報デザイン)
- インターネットの教育的活用法(「インターネットで」)
- 「ネットワークコンピュータ」の指導法(「インターネットを」)
- プロジェクトは,ホームページの上で進める(WWW上のグループワーキング)。
プロジェクトホームページは,以下のもので構成される:
- 自己研鑽用学習材(上述)
- 会議室
- グループワーキングの場として,プロジェクトホームページの中心となる。
- 使用形態: チャット,ディスカッション,Q&A,提案,通知
- 研究協力校の実験/研究/プレゼンテーション用ページ