Up 「微積分の応用性」の構造 作成: 2010-11-28
更新: 2010-11-28


    微積分の出処は,卑近である。
    卑近から,微分積分の形式:
      関数fに対するこれの導関数
      関数fに対するこれの原始関数
    が導かれる。
    そして,ひとたび形式が定立されると,形式の外延が,これの出処となった卑近を超える広大な領域として考えられてくる:
    即ち,<形式の応用>のステージの展開になる。

    実際,事象が<変化>の相で関数と捉えられ,さらにこれの変化率が捉えられるところは,微積分の応用領域になる。
    こうして,自然・人文・社会の諸科学のさまざまな分野に,微積分が登場することになる。