Up 局所的に線形,なめらか,接線,変化率 作成: 2010-10-26
更新: 2010-10-26


    関数f:D → ( D ⊂ ) が a ∈ D において「局所的に線形」ということ,すなわちfがaの近傍で1次関数に収束するということ,を考える。 ──以下,この1次関数をfa とする。

    「局所的に線形」は,つぎのような見方ができる:

    1. fは,点 (a, f(a)) においてなめらか。
      (実際,「なめらか」は,「局所的に線形」の意味で数学の用語になる。)
    2. fは,点 (a, f(a)) において接線をもつ。──実際,fa がこの接線。
    3. a は,fのaにおける変化のぐあいを示している。──変化のぐあいの表現としてfa の傾きを用いることができる。

    a の傾きは,
    である。Cの見方に立って,これを「fのaにおける変化率」と呼ぶ。