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e (「ネイピア数/オイラー数」)
作成: 2011-04-16
更新: 2017-10-26
指数関数を,条件 f(x + y) = f(x) × f(y) を満たす関数fとして導入した。
そして,f′(1) の値aを用いて,f(x) = a
x
と表した。
ここからさらに,つぎの条件を満たすfの特別化へと進める:
f′(0) = 1
即ち,このときの f(1) をeと書き,fを exp で表す:
exp:x├─→ e
x
そして,ただ「指数関数」と言えばこれを指すことにする。
翻って,関数:x├─→ a
x
の方は,「aを底とする指数関数」と呼ぶことにする。
数eは,「ネイピア数」あるいは「オイラー数」と呼ばれる。
数学の歴史では,eの探究はそれ自体で数学の重要な分野をつくってきた。