ユークリッド空間の二つの部分 A, B が相似で,相似比が r であるとします。
このとき,以下が成り立ちます:
- A, B が面積をもつとき,A, B の面積比は r2。
- A の面積の値は,ある正方形で A を(等積変形をふくめて)敷き詰めたときのその正方形の個数。
- A から B への相似写像は,A の上のこの敷き詰めをそのまま B の上にコピーする。
- A を敷き詰めている正方形と B を敷き詰めている正方形では,辺長の比が r なので面積比は r2。
- したがって,A, B の面積比は r2 となる。
- A, B が体積をもつとき,A, B の体積比は r3。
- A の体積の値は,ある立方体で A を(等積変形をふくめて)構成したときのその立方体の個数。
- A から B への相似写像は,A の上のこの構成をそのまま B の上にコピーする。
- A を敷き詰めている立方体と B を敷き詰めている立方体では,辺長の比が r なので体積比は r3。
|