11.5.1 単位セット



 単位をその場限りではなく恒常的に用いていくことが条件になるとき,単位の精選という問題が持ち上がる。そしてそれは,《単位を知る》と《単位を使う》の二つの互いに矛盾する問題の“止揚”という形で結着がつけられることになる。

 《単位を知る》に関しては,単位はただ一つであるのが有難い。逆に,《単位を使う》ということになれば,一つだけの単位というのは,実用にならない。そこで単位は,《ケ−ス・バイ・ケ−スの対応がある程度可能であるように色々揃っていると同時に,多くなり過ぎはしない》という要請の下に,コンパクトなセットへと精選されるというようになる。