11.7.2 “はした”の処理



 “はした”は,単位のはした──単位の量より小さい量──のことである。より厳密に言うと,“単位”として意識されている量のはしたである。一つの量は,そのときに考えられている単位次第で,はしたになったりならなかったりする。

 測定では,はしたの処理がしばしば問題になる。そして,はしたの処理形態は,そのときの有効/実効値の意識によって違ってくる。《はしたの数値化は不要》と判断したときには,“切り捨て”あるいは“切り上げ”の処置をする。はしたに少しは顧慮しておこうということでの“半分からの切り上げ・切り下げ"(この意味での“四捨五入")の処置もあり得る。また,はしたの数値化が必要と判断されたときには,下位の単位を導入してはしたをいまの単位の分数(小数)倍の形に表現するとかの処置に及ぶことになる。