2.3.1 量形式と数



 量の対象化を,あるいは対象である量を,ことばに表現しようとするとき,それは一つの形式──量形式──の記述になる。

 量形式を言語化しようとする中で,数が対象化されてくる。数は,一つの形式──数形式──を伴うシステム(数の系)として対象化され,そして量形式は〈数が部品になっている構成体〉の形で述べられる(§6)。