4.1.1 比の系の意義



 比の系は,これに応ずる量形式をもって,“稠密な量の系”の読みを可能にする。逆に,結果論として,“比”の発想に対しては《“稠密な量の系”の読みを可能にしたい》という要請がそれの契機として先行している。