Up | 「関数」の主題研究 : 要旨 | 作成: 2011-04-14 更新: 2011-04-14 |
「関数」の主題研究も,このように考える。 数学の学習は,「内からの理解」を専らにする形になりやすい。 「関数」の意味を思考停止して「関数」の本を読んでいるのは,「内からの理解」である。 「関数」の意味をとらえるためには,「関数」の全体像/全体布置が展望できる高い地点に一旦登ることが,ぜひ必要である。 ──これは,「外からの理解」である。 「関数」は,数学の基本概念である。 数学の全分野で,用いられる。 数学の基本概念としての「関数」の論は,集合論の中に位置づく。 「関数」を用いる者──特に,算数・数学科の授業担当者──は,この論を基本知識としてもつ者ということになる。 集合論の中の「関数」は,「関数」の風景の一部である。 「関数」の風景の残りは,数学のいろいろな分野に「関数」が登場している様(さま)である。 重要な関数の各論も,この中に見える。 「関数」の全体像/全体布置の展望には,例えばつぎのものが利用できる:
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