Up 「未熟」の意識 作成: 2007-06-12
更新: 2007-08-09


    自分の未熟を嫌だと思うとき,修行に向かう。
    翻って,自分の未熟を意識しない者は,自足しているので,修行とは無縁。

    また,自分の未熟を意識することは,未熟な者にはできない。 ──自分の未熟を意識する者は,「未熟者」ではない。
    実際,達人であるほど,自分の未熟を意識する。

    未熟な者は自分の未熟を意識できない。しかし,未熟な者こそ自分の未熟を意識して修行に向かわねばならない。 これは<矛盾>である。

    そこで,こうなる:

      修行しているうちに自分の未熟が見えてくる。
           先ずは修行に入ることだ。