Up 量は「外延量と内包量」ではない  


    数の和は,「aのm倍の量とaのn倍の量を合わせると,aの○倍」の「○」を表現する対象式として導入される。 ──自然数,分数,正負の数,複素数,‥‥ の和は,この条件を満たすように定義される。


    よって,数を使うことが前提の量は,はじめから加法を考えている。

    特に,「速さ」も,加法を考える。実際,物理ではあたりまえに速さの足し算をする。 (「速さの違う汽車は連結できない」という話の落ちは,「速さは足せない」ではない。)