Up 「数の和は量の和の抽象」 作成: 2010-12-14
更新: 2010-12-14


    「数は量の抽象」では,数の和は量の和の抽象になる。
    そしてこのとき,遠山啓はさらに「外延量・内包量」の区別を立てている。

    内包量とは,和が立たない量のことである。
    そして,速さをこれの例にする。 ──時速100km/h と120km/h の電車は連結できないというわけである (唯物論!)。

      速さは,物理学だと普通に和を立てるものであり,数学も和を立てるが,学校数学は確かにいまも速さの和を退けている。