Up 「1と見る」が数学の過剰に 作成: 2012-02-17
更新: 2012-04-11


    数直線」では,<量としての数>が下辺の量に使われる場合がある。 この「数直線」が,「1と見る」「1あたり量」のことばの意味になるものである。

    数直線」における数学の過剰は,下辺が<量としての数>の「数直線」の場合,「下辺の無用」を加えるものになる。
    実際,「数直線」:
    は,「2/5gの4/3倍は何g」の表現であり,そして,「2/5gの4/3倍は何g」を「数直線」に表すことは,数学として空回りするプロセスになる。

    この「数直線」の指導的意義は,一つに「2つの重さの相対的位置関係が,2つの長さの相対的位置関係として理解される」である。ただし,この内容は,同型の数学であるから,明証的に扱えるものにはならない。

    指導的意義のもう一つは,指導的方便として非数学を行うというものである。分数倍を「÷整数×整数」の非数学に替える操作が,「数直線」の上で演じられる ( 計算の手順)。