Up 記号「×」の文法 作成: 2011-11-17
更新: 2012-02-15


    量表現/量計算の中の数は,<量の倍作用>である。
    数の積は,「倍の合成」になるように定義される。
    すなわち,数の積は,量に対してつぎのように用いるものである (記号「×」の文法):


    量に対する数の倍作用を「×」(下付けのゴシックの「×」) で表すことにすると,上の図式は,量,数 m, n に対するつぎの式に同じである:
( × m ) × n = × ( m × n )

    本論考は,<倍の可換図式>を随所で用いていくことになる。 ところで,倍の可換性を示す目的では,量の表記は実質機能しないふうになる。 そこでこのような場合,量の表記を「・」で代用したつぎのような表現を,適宜用いることにする: