Up 要 旨 作成: 2013-03-06
更新: 2013-03-07


    数学教育の授業・ゼミは,担当教員が学校現場ベースの者である場合,どのようになるか?

    学校現場ベースの教員は,「現行」を拘りとする者になる。
    授業・ゼミは,「学習指導要領」の読解,数学教育のいまの潮流の受けとめ,授業分析等が,顕著な内容になる。

    授業・ゼミのアウトプットとする<算数・数学科の授業を担当してよい者>では,現前の学校教員を基準にする。

    学校現場ベースの教員は,つぎの弱点を現す者になる:
      「研究」を行為すると,危うい
    そこで,この弱点克服が,数学ベース教員にとっての「FD」の中心になる。

    このFDのいちばんの困難は,《「研究」を行為すると,危うい》の自覚が難しいことである。
    実際,《「研究」を行為すると,危うい》を自覚できるならば,「研究」を行為するとはどういうことかもわかっているわけである。 しかし,学校現場ベースの教員は,まさに「研究」をわかっていないことを弱点とする者である。